「なっとく説明カード」
 

患者さんに対するインフォームド・コンセント(IC)は、良好な医師患者関係の構築、スムーズな診療の遂行のために不可欠である。しかしながら、そのICを医師の知識および言語レベルで、また印刷マニュアルなどを使って一律に行っても、患者さんがそれを正確に理解することは意外に難しい。当院では、18年前から、その場で患者さんに手書きで書いて渡す「なっとく説明カード」を使って、その人が理解できる範囲で説明をしていて概ね好評である。

 
《カード記入のポイント》
 

@病名を書いてフリ仮名をつける(簡単な病名であっても本人が正しく自分の病名を知ることはICの基本である。もっと詳しく知りたい人は、キーワードとなる病名があればパソコンでいくらでも調べることができる)
Aその患者さんが理解できる言葉でごく簡単に病気やケガの説明を書く(100字以内、あれこれ欲張らずその人が家族に自分の病気を説明できれば十分である)
B おおよその全治までの期間・通院の間隔・次の通院日を書いて案内する。
C 治療法を箇条書きにする。
D 食事の指導、アルコール・入浴・運動・就業や就学の可否など患者からよく質問を受ける事項にマルをつける。
E このカードで、ごく基本的なことを理解してもらった上で、質問や疑問点があれば出来る限りお答えするようにしている。
Fカードの表紙に、「説明はあくまでも初診の結果わかったことをとりあえず書いたもので、病状によっては後から変更をすることがある」との断りをつけている。
☆日本プライマリ・ケア学会学術総会で発表
☆国立国語研究所上席研究員吉岡泰夫先生の 「医療における専門家と非専門家のコミュニケーションの適切化のための社会言語学的研究」 報告書の資料として採用される。








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